難関資格対策に予備校通学が必須なのか?

社会保険労務士試験に限らず、合格率の低い難関国家資格対策を考える上では、「予備校 通学が必須ではないか」と考える方が多いと思います。

「通信講座では心もとない、独学等もってのほか」、このような考えから必然的に予備校通学が良しとされ、 受験生は社会保険労務士試験の受験を決意したらまず通学する予備校を探すといった流れが王道となっているようです。

社会保険労務士試験対策として、果たして予備校通学が妥当なのでしょうか? 社会人の資格受験を検討する上では、少なくとも「その通り」とは言い難い背景があります。

【金銭的、身体的な負担は想像以上。今の生活の中に、通う余裕はありますか?】
社会保険労務士試験に向け、予備校探しをする前に、まずは「現状、予備校通学をする余裕があるかどうか」を考えていただきたいと思います。 通うとなれば、毎週決まった曜日・時間に拘束されることになります。

いつも仕事のスケジュールを調整し、出席することが本当に可能でしょうか?
一般的に、社会保険労務士試験対策講座と名のつく講座であれば、概ね1年程度のカリキュラムとなります。対策が長丁場になるからこそ、仕事と両立して通えるだけの体力が求められますし、既に述べたような時間的な調整も難しくなってくるはずです。

加えて、「金銭的負担」にも、社会保険労務士試験対策の予備校通学を考える上では覚悟しておく必要があります。 スクールにもよりますが、通年講座であれば15万円~25万円程度が主流となっています。一人暮らしをする社会人、もしくは家族を持つお父さんお母さんにとって、この負担は決して小さいものではないでしょう。

また、法改正講座や直前対策講座等のオプション講座が開講されれば、周囲のライバルの受講状況を容易に把握できる通学生であれば確実に受講したくなるものです。その段階でも、予想外の出費は不可避となります。

もっとも、どんなに大変な思いをしても、予備校通学によって確実に合格できるのであれば何の問題もありません。 しかしながら、社会保険労務士試験対策のために予備校通いをスタートした受験生でも、本試験日までに通学を断念するケースは珍しくありません。

苦労してまで通った予備校がかえって受験に悪影響を及ぼさないよう、本当に予備校通学が可能なのかどうか、様々な観点から今一度検討されてみることをオススメします。